年金分割の手続きを忘れずに

年金分割とは

年金分割は老後に大きく関わってくるとても重要なことなので、離婚とは無縁の方にも是非知っておいていただきたい制度です

特に平成20年4月1日以前にご結婚された世代は知っておくと、ご自身でなくても周囲でお困りの方がいれば良いアドバイスができるかと思います

SNSなどで年金分割についてわかりやすく発信してくれているのは、大体若い方々です

アラフィフの私も同じ条件でイケると思ったら大間違い！

年金分割には２種類（3号分割と合意分割）あるので、どちらが自分にとって有利かを見極めて申請しましょう。特に扶養期間が長い方や、月収が元ダンより低い方は要注意です

平成20年4月1日以降の元ダンの扶養だった期間の分のみの年金を半分こできる（国民年金第３号被保険者期間）

つまり、それ以前に扶養に入っていた分は圏外なので苦労が無視されて報われない

平成8年に結婚して、平成9年に出産を機に扶養に入った私にとってはティラリ〜ン鼻から牛乳〜状態の話

“Hey,you ! 平成9年から平成20年3月31日までの私も見てよ！”と吠えたところで負け犬の遠吠え

・顔を合わせることなく有無を言わさず勝手にこちらが一方的に請求できるということ

・平成20年4月1日以降に扶養に入られた方にとっては羨ましい限りの制度

・平成20年4月以前までに耐えた婚姻期間分は対象とみなされない（耐えた苦労が水の泡）

二人の婚姻期間中の分に値する年金は分割できるが、割合は二人の合意や裁判で決まる（大体半分この確率が高い）

妻の方が収入が高い場合は逆に妻が請求されますけど、私は低収入で自身の厚生年金加入期間も短いのでこっちがお得！

“Hey,you! ちゃんと見てくれてるじゃない！でも簡単にはいかないのよ、甘い話には苦労は付きものよ”

・元ダンの稼ぎが自分より多ければ老後にもらえる年金額が増える

・3号分割でデメリットであった平成20年4月1日以前の分も対象となる

・平成20年4月1日の壁は崩壊できるが、二人で話し合うなど共同作業をしばければならない

・手続きに時間を要する為、もたもたしているとせっかく多めに取得した戸籍謄本の期限が切れる

・精神的にちょっと疲れる

年金分割に必要な書類

①自分の年金手帳

②自分の身分証明書（顔写真つきの免許証、マイナンバーカード、パスポートなどのいずれか）

③自分と元ダンの※戸籍謄本、戸籍抄本、※住民票のいずれか

※元ダンの戸籍謄本に関しては離婚後の私は除籍されているので取得できないイメージがありましたが、「除籍」として妻の名前が残っていたり、子どもたちの籍がまだあちらにある状態であれば多くの場合離婚後でも取得できます。元ダンが新しい戸籍を作成していた場合は話が別ですけどね

※元旦那の住民票に関しては同一世帯ではないので離婚後は委任状が必要になってきますのでややこしいかもしれません

何度も手続きに行くのが面倒臭い人は、何かの手続きのついでの時に取得しておいてください

２枚程多めに取得しておくと何度も手続きに足を運ばなくて済むので便利です

手続きの際に気をつけて欲しいのは期限です

　・戸籍謄本の使用期限は取得から１ヶ月

　・年金分割請求は離婚から２年以内に申請しないと無効になる

これらの期限を考慮しながら手続きを行ってください

請求開始（スタート）からゴールまでの大まかな流れが下記になりますのでご参照ください

せっかく多めに取得した戸籍謄本を無駄にしない為にも、年金分割の手続きに関しては早め早めの対応をお勧めします

もしモラハラな相方で、話し合いに応じてくれない場合は弁護士さんに相談する方法もあります。

法テラスでなどを利用するのもいいかもしれませんね

モラハラがひどい場合は一度年金事務所で相談してみてください

最悪は3号分割の請求のみになるかもしれませんが、それでもゼロよりはいいかと思います

手続きに関してはアナログがいい

様々な用紙をダウンロードできる世の中ではありますが、申請書類はわりと難しい言葉で記載してあったり職歴などの細かい記載が必要になってきます

甲とか乙とか言われても「私、どっち！？」ってなる方も多いかと。

私に関しては結婚した年を間違えて、職員の方に教えていただいたぐらいです（笑）

離婚した年月日ははっきり覚えているのに結婚した年はうろ覚えとは不思議な話ですね（←不思議ではない）

ですので、申請書類に記入する時は職員の方にご指導いただきながら、一緒に進めていくことをお勧めいたします

ここは、こってこてのアナログでいきましょう

合意分割については、なかなかスムーズにいかない場合もあるのでまた次回お話ししましょう

年金は情報を理解するかしないかでもらえる金額が大幅に変わってきます

今後も進行状況をお知らせしていきますのでお付き合いのほどよろしくお願いいたします。

今日もふらりとこのブログに遊びに来てくれてありがとうございました