そして、バトンは渡されたを見て　

そして、私はブサイクになった

先日娘がゴリ押しのDVDをレンタルしてきまして、半強制的に鑑賞させらた作品がこちらです

「そして、バトンは渡された」

感想の結論から言うと、いい！すごくいい！号泣！です

Fire TV Stickというシステムが我が家に導入されてからはDVDレンタルとは疎遠になっていた昨今

レンタル料金増し増しの新作を借りてきたこと自体、娘の野郎め！なかなか思い切った行動に出たなと一瞬思わせたということもあって、絶対に泣くわけがないと思っていました

家族ジャンルで泣くとか、子育てを卒業して　“自分お帰りなさい時間”　を満喫し始めた私には、当てはまるものがないだろうとナメた態度で鑑賞に入りました

冒頭は可愛い物語り的な感じで始まったので余裕のよっちゃんだったのですが、わりと早い段階で余裕のよっちゃんは行方不明に

決意表明とは裏腹に、開始から20分頃には見るも無残な不細工な泣き顔で大号泣している私がそこにいました

そして、私はブサイクになった

ブサイクにはなったけどなんだかとってもスッキリしまして、

当てはまらないどころか、当てはまることだらけで、

このタイミングでこの作品をそっと差し出してきて、半強制的に鑑賞させた娘が一気に大人に見えた瞬間でもありました

つい先日生まれたかと思っていたのにいつの間にか、かゆいところに手が届くワンランク上の女性に成長していたんですネ

そして、バトンは渡された [ 瀬尾 まいこ ] 価格：1760円（税込、送料無料) (2022/7/17時点) 楽天で購入

子育て卒業

あくまでも私の子育て論ですが、とにかく面白い人間に育ってくれたらそれでいいかなと思いながら子育てをしてきたつもりです

子育てを卒業した今でもそう願っています。

勉強ができるとか、足が速いとか、強い権力の持ち主と言うよりも何よりも面白いが一番だと。

しかしながら時々その信念を忘れ成績や実績を重じてしまい、できない時や成長が見られない時には叱ってしまうこともありました

ゆとり、さとり世代とはいえ競争社会はついてきます

長い物に巻かれるタイプの私は子育てにおいてぐるぐるに巻かれて、子どもたちに負担をかけてしまっていたこともあったでしょう

面白いが一番！と言いながら、ぶれっぶれの子育てでした。

今になってそのぶれっぶれを軌道修正しようと、必死になって“面白いが一番なんだからね”としつこいぐらいに伝えています

無理に面白くするのではなく、自然と人を笑顔にできる面白さを持てる人間になれた時が私の子育てのゴールだと思うと、子育て卒業宣言はしたけれどまだあと少し単位が足りていない状況です

ゴールからの卒業はまだまだ先のような気がします

頼むから私が元気な内にゴールをして余生を楽しませて欲しいものです

なるはやでお願いしたい案件ランキング第1位です

子育ての正解

今回、この作品を通じて自分の子育てを振り返ったわけですが

何が正解で何が成功か分からないまま必死にここまで進んできた結果、失敗や後悔も含めて全てが正解で成功だという答えに辿り着きました

十月十日お腹の中で外に出る準備をして、子宮口から出た先で待ち構えているのは十人十色の親です

私の子どもたちも親になる日が来るかもしれません

もし私に孫ができたら「あなたの親は私が育てたから覚悟して出てきなさい」と、胎教するつもりです

出てくる方にはそれなりの覚悟を持って出てきてくれた方がみんながwin winです

とは言いながら、実際は嬉しすぎてメロメロでそれどころではないでしょうけど笑

娘ならともかく、嫁には嫌われたくないので100しません

やっぱり私はここでもぶれっぶれです

親も人間だもの

子育てに必死な時期は感情的になったり理不尽に叱ってしまうこともあります

そんな自分を責めたり後悔したりした時もありますが、人生で一番要らないものは後悔と心配です

後悔と心配はしたってどうにもなりません

するとしても一瞬でいいです

一瞬したら、あとは笑い話に変えれば子どもたちも自然とこっちのペースに巻かれてネタとなり話が盛り上がります

長い物に巻かれるタイプの親の子宮口から出てきた子どもたちは、親に巻かれます

だって、人間だもの